自分から身体を張って仕事をする人は信頼できると思っています。
逆に安全なところにいて指示ばかりする人は信頼できない人だと思っています。
常に最前線に立って指導する人だからこそ人はついてくるものだと思いますし、単に上から目線で物事を言う人たちの言葉は心がこもっていません。
そこで上下関係の信頼度が変わってくるものだと思っています。
それは会社内だけでなく、学校内における先生と生徒も同じであり、家庭内における親と子も同じだと思います。
例えば勉強をしなさいという親の言うことを聞かない子どもはなぜ言うことを聞かないのかというと、現時点で親が勉強をしていないからではないかなと思います。
同じ立場で同じように資格の勉強などをしながらでもいいですけど、一番良いのは同じ問題に対して一緒に苦しみながら解いてみることです。
簡単な問題であれば教えてあげればよいですが、小学生と言っても難しい問題も当然あります。
子どもだから先生に教えてもらえばよいというだけでは子どもは納得しません。
最前線で身体を張るからこそ親の気持ちが子どもにも伝わるわけで、勉強しなさいというだけでは伝わらないのです。
同じように職場でもノルマを出すだけの上司が同じ条件でノルマを達成できるかを一緒にやるからこそ信頼されていくものだと思います。
部下にだけその責任を押し付けて、上から偉そうに言っているようでは信頼されない上司で終わってしまいます。
自分が置かれた立場がどのような状態でどのように指示をしているか、されているかで相手の気持ちにどのように変化が出てくるかを振り返ってみましょう。
自分が上司の立場である場合、上から目線で物事を話していないか、現場の立場に立って最前線で身体を張っているかを確認してみます。
上司として胡坐をかいているのであればおそらく信頼されない上司である可能性が非常に高いのではないかと思います。
逆に指示をされる側の方であれば、上司がどんな形で自分に指示をしているかを確認してみます。
自分と同じように最前線で取り組まれているのであれば、その方は信頼できる上司である可能性が高いです。
部下の仕事だからと言って自分から何もしないのではなく、同じように現場の仕事が理解できていて、現場の仕事がスマートにきちんとできているかで人はその信頼度を確認します。
過去にできていたでは話になりません。
上司の立場になっても現場に出て活躍できるかどうかがポイントとなるわけです。
もし信頼するに値しない上司の言うことであれば聞く必要もないなと思いますし、違う部署で信頼できる上司がいるのであればそうした人を探してみても良いかもしれません。
逆に現場に出てもきちんと仕事をこなせる上司であれば、仮に言葉がきつい人であっても信頼に値する人だと思ってついていくことをおすすめします。
そうやって人を見定めないと、一生懸命頑張っても報われない可能性が高くなるかもしれませんし、自分を人として見ているのではなく、機械やものとして扱っている可能性もあるわけです。
学校や職場で成功するにはそれなりに環境が整っていないといけないわけで、恵まれない環境に入ってしまう人も当然います。
自分が精神的にしんどいなと感じる人は、その環境に対して残るべきか去るべきかの選択をしなければならないときがくるかもしれません。
その時に上司がどういう人なのか、話を聞くに値する人なのかどうかを見極めることはものすごく大事です。
その一つの材料として、最前線で身体を張っているかを確認してみるのもいいかもしれません。
年齢や立場を理由にできないと言いながら偉そうに言う人はやはり信頼できないなと思います。
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