強さと聞いて、何をもって強いとみなさんなら考えられますか?
筋肉がついていて力強いことをイメージする人が多いかもしれません。
また、見た目が強そうだなと感じる人もいるでしょうし、自然界であればライオンをイメージされるかもしれません。
ただ、私が最初にイメージする強さはタンポポなんです。
コンクリートでぎっしり地面の上を固く固めているスキマを狙って生きようと生えてくるタンポポ。
そのほかの雑草もそうですが、生きようとする強さを感じられる植物だなと感じます。
本当の強さは生きる際に生きようとする強さであって、他の人に見せびらかすようなものではないと思っています。
自分が強いと思って身体を鍛えたりして努力する人は強いと思いますが、お金や薬を使って強いと勘違いしている人も中にはいます。
自分が強いと思いたいがために努力せずに別の方法で強さを表す人は、やがてその力を失ったときに再びその力を手に入れようと自らを鍛えずに逃げようとします。
お金や薬の力に逃げようとする人は真の強さを知りません。
自分はライオンだと思っている人は単なるぬいぐるみを着ているにすぎないのです。
そしてタンポポのような強さを理解していないのです。
タンポポや雑草のような植物はもしかしたら私の知らないところで迷惑をかけている存在がいるかもしれませんが、少なくとも人間社会に対して迷惑をかけながら生きてはいないと思います。
ライオンは肉食動物であるがゆえに、他の動物を犠牲にして生きています。
人間も動植物を食べて生きている以上は自然界に対して迷惑をかけて生きています。
ですから少なくとも同じ人間同士での争いは止めておこうと思ってもいいところではありますが、生きてきた環境によってはそううまくいかない場合もあります。
完全に迷惑をかけないということは不可能だと思いますが、できる限り自然界においても人間界においても共存していくことが望まれますから、できる限り迷惑をかけない生き方を求めていく必要があります。
この時に大変重要だなと思うのが、生きようとするための強さを追い求めなければならないということです。
お金や薬の力を利用して生きる強さはまぎれもない偽りの力であり、真に強く生きていくということはどんな環境であっても這い上がっていくタンポポの強さにあるのです。
心身ともにその強さを追い求めていかないことには、今回のコロナのようなパンデミックや環境の変化に対しても生き残っていけないのです。
やはり一番鍛えなければならないところはどこかというと、メンタルの強さではないかと思います。
気持ちの面で這い上がろう、生き残ってやろうという気概がないとどんな動植物も生き残れません。
アニメや特撮ヒーローもので無様に生き残ろうと必死になる悪役がいますが、本来はそこまでの執念を持たなければならない気がします。
見ていて本当に無様でカッコ悪いですけど、メンタルの強さでいえば超一流ですよ。
カッコ悪いと思っても生き続けてやると思う姿勢は素晴らしいです。
そう思ったらお金や薬の力を利用してでも生き残ってやると思っている人も素晴らしいことになりますが、これは私は違うと思っていて、最後に死ぬ寸前に自分が何をしてきたかを総括すると思うんですが、その時にお金や薬の力を利用してきた人生であればきっと後悔すると思うんです。
もちろんお金がないと生きていけませんが、それを利用して人に迷惑をかけてきた人の人生ってものすごく空しさを感じますし、私なら後悔します。
薬とは違法ドラッグのことですけど、そういう薬を使って生きていても体そのものに与える影響の大きさにあらゆる面で傷つくと思っています。
タンポポのようにどんな環境であっても自分の力でのし上がれる強さに私はあこがれます。
大きな動植物に強さを感じてしまうかもしれませんが、アリや深海にいる魚など、環境に合わせて生きようとする姿勢に感動します。
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