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盲導犬誕生となる前身
盲導犬の前身といわれる壁画がポンペイの遺跡に残されているようです。
杖を持って歩く人が犬と歩くイラストが描かれていますが、そこには犬が綱で人を弾いているのです。
このころから犬が飼い主を助ける風習はあったようですが、組織で盲導犬を育成していくようになったのは20世紀に入ってからでした。
盲導犬誕生は1916年のドイツで
1916年と言えば第一次世界大戦の最中。
当時、多くの軍人や一般市民が命を落としていったり重傷になったりしていました。
失明した軍人もどんどん出て来ることで、当時ドイツで軍用犬の育成を行っていた博士が、ひぬは視覚障害者を手引きでいるのではないかと考えたそうです。
そして訓練を重ねていくことで盲導犬が誕生した、という流れとのことです。
盲導犬は戦争によって生み出された産物だったんです。
世界に広まる盲導犬
第一次世界大戦が終了した翌年の1919年、539頭の盲導犬がドイツの失明軍人とともに歩いていたそうです。
それ以降、ドイツでは盲導犬育成事業をおこし、アメリカやイギリスでも盲導犬育成が取り組まれていくようになりました。
そして日本には1939年に4頭のシェパードがやってきたと言われています。
その28年後である1967年に財団法人盲導犬協会が誕生しました。
今や様々な犬が私たちの生活で活躍
盲導犬は世間一般的に広く認知されていると思いますが、そのほかにも警察犬や介助犬など、私たちの生活には欠かせない存在になる犬も誕生しています。
前回の記事でも紹介しましたが、今では精神障害者の介助犬も海外では広く活躍しているそうです。
日本ではまだそこまで認知されていないことと、介助犬が公的施設に入れないという現状に悲しみを感じましたが、あらゆる面で犬が私たちの支えになってきていることは確かです。
もしかしたらさらに助けてくれる犬も今後でてくるかもしれませんね。
まとめ
犬ってすごいなって思うと同時に、よくそこまで訓練して人間の生活に身近な存在として活かされていることがすごいと感じました。
先人の努力に脱帽です。
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